【感動!】アルヴァ・アアルトの傑作、リオラ教区教会への訪問完全ガイド!建築の秘密と魅力がここに!

アルヴァア・アルトの設計したリオラ教区教会 名建築

アルヴァ・アアルトの晩年の傑作として知られるリオラ教区教会(Chiesa di Santa Maria Assunta)は、フィンランドの建築家によってイタリアに贈られた唯一の建築物です。その魅力的な外観と内部の美しさは、アアルトの感性が凝縮されたものとなっています。広場に面した扇型の外観からは想像もできない、温かで明るい空間が広がっています。

建築の特徴

教会の外観は不思議な形をしており、特に鐘楼の5枚の垂直なコンクリート板は印象的。内部に入ると、ハイサイドライトの形状に驚かされ、祭壇へ向かう3つの窓から差し込む光が穏やかな雰囲気を醸し出しています。特にプレキャストコンクリートの非対称のヴォールト構造は、建築の特徴として際立っています。教会内部は白と木の色調で統一され、アアルトがデザインした家具や照明が配置され、訪れる者を温かく迎えます。

スペたら
スペたら

勝手な妄想かもしれませんが、この建築はテラーニの影響を受けているんじゃないかと思っています。スキンとしての壁が骨としての構造体から”剥がれる”ような意匠はテラーニのグロテスクさを彷彿とさせます。アアルトの巧みなところはゆっくりと剥がれていくスキンに対して柔らかな印象を与えている点です。ハイサイドライトとそこから入る光が舐めるように設計されたボールト天井によってシルクのような質感を与えています。

アクセス方法

リオラ教区教会への行き方は以下の通り:

  • ボローニャから電車で約1時間:ボローニャ中央駅からピストイア方面に向かう地域列車に乗り、リオラ駅で下車。駅を降りると教会が見えます。
  • ボローニャから車で約40分:A1高速道路を利用し、サッソ・マルコーニで降りてSS64号線に進みます。リオラの村に入ると教会が目印で、無料の駐車場もあります。

おすすめの楽しみ方

教会の内部は毎日営業時間中に一般公開され、入場料は無料。アアルトの設計した家具や照明、建築の歴史に関するパネルなどが展示されています。周辺には散策路やアアルトの設計した橋、地元の食材を使ったレストランやカフェもあります。リオラの村の魅力も堪能しながら、アアルトの芸術的な建築に触れる贅沢な時間を過ごしてみてください。

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